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2023年06月

2023.06.02

五月のあとがき

  どうも、合評会で語り過ぎがちな雨和です。新入部員がたくさん入って嬉しいのと、後輩にファンがいてめちゃ嬉しいです。

 今年からあとがきを個人サイトの方にも残しておこうと思います。

詩『春特有の先輩風』

 4月に先行公開した、新生活でひとり暮らしを始める人たちを応援する内容になっています。自分が何年か家事をやって体感したものを、4月が30日であることになぞらえて30行でまとめてみました。ちゃんと7×4+2になっています。

 特に伝えたいものは「コンロの汚れ対策」と「薬用洗顔料」です。

詩『となりまち』

 スマホで即興で書いた詩です。地元にいる親友が隣町に住んでいて、そこに電車が止まったときにひらめいたものです。隣の駅って、都会だとしても東京の中心部以外は自転車で行けるかどうかくらいで、もどかしい距離感ですよね。そんな感じの事を書いたものです。

詩『花瓶』

 押し付けられたものなのに、蔑ろにすると知ってる人も知らない人もわらわらと出てきて「粗末にするな」と言ってくる。人生ってそのままでは華の無い空っぽなものなのに尊いと決めつけてくるのは、詐欺と同じ手口である。そんなことを書いた、少し落ち込んでいた時に書いた詩です。ガーベラの花言葉はいろいろありますが、「希望」という意味を選びました。人生の希望、自分で手入れしてますか?

詩『まだ、雨の匂いがする。』

 『花瓶』の頃から立ち直り、先に巣立っていった同期たちに追いつくぞー、という詩です。自転車のくだりは、自分の愛車ちゃんの実際の様子です。手を尽くしても、そこに林がある限り、蜘蛛の巣が張られてしまうのです。悔しい。あとヘルメットはちゃんと被るんだぞ。

 こだわりポイントとして、4連目に同期の名前をちりばめた上で対比させています。

「一」羽の「鳥」が「くで」の上を飛ぶのを見上げる

『飛び立った』後に残ったのは<美しい羽根>だった

「三」速のギアを信じて、「雨」上がりの泥に轍を残す

撥ねた<石>が川の瀬に『飛び込んでいく』

 こんな感じです。もう大学生活の一休みができないので、頑張って自転車を漕いでいきます。

 ちなみにタイトルは「まだ、大学でのペンネーム使ってやがる。」と言い換えられます。悲しいね。

 こんなことを散々サークルの合評会で喋っていたら尺を取りすぎたので、今度から合評会の前にこのサイトにあとがきを書いて、予習できるようにしておこうと思います。長ったらしいあとがきにお付き合いいただき、ありがとうございました。

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