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2023.07.10
7月のあとがき
どうも、夏の暑さと梅雨のジメジメによってバテた雨和です。皆さんは健康にお気を付けて。
ひと月前に書き上げた作品が先週サークルで公表されたので、こちらでも掲載しました。忘れてたわけではないです。ほんとです。今回は忘れないうちにあとがきまで書いておいたので、以下は先月の私が作品解説をします。先月の私、よろしく。
小説『じいちゃんとさわがに』
数年ぶりに小説を書いてみました。コメディに寄せると短くまとめられるので、私には才能があるのかもしれません。……いやどっちかって言うと幼少期に触れた星新一の作品の影響か。
祖母の家を改築したと聞いて、祖父が生きていたころにたくさん遊んだ思い出を振り返っていると、裏庭にいた沢蟹の事を妙に鮮明に思い出してしまいました。数日沢蟹に頭を支配されていたことがきっかけで、最近動画投稿に興味があるのでVtuberとも絡めてみたい、どう書いてみようか、という実験も兼ねて主人公をVtuberにしてみました。
とにかく完成させること、そしてカオスにすることを目標に書いた結果、完成時に朗読してくれた後輩をめちゃくちゃ笑わせることに成功しました。嬉しい限りです。これを読んでいる方も笑ってくれていると、もっと嬉しいです。
詩『透明になれない』
上述した『じいちゃんとさわがに』のラストで主人公が歌を歌うのですが、せっかくなら歌も作って解像度上げちゃおう、ということで書きました。内容はいたって真面目に、今は亡き祖父への今の気持ちを綴りました。
今は1年以上行けていませんが、覚えている限りでは、昔も祖父のもとへはお盆の時期と年末年始にしか行けなかったと思います。また私の住んでいた家に呼ぶこともほとんどできずにいました。祖父と桜や紅葉を見ることは、思い出の中でもなかなか叶わないのです。それでも祖父が遺したものは輝いているのです。だから、私も何かを遺せる人間になるまでは死ぬわけにはいかないのです。……ぐすん。
以上、先月の私からでした。次回の大型掲載はだいぶ先になると思いますが、現在10年温めて設定を生やしては削ってを繰り返した長編(になりそうな)ファンタジーを執筆中です。納得がいくものになったら掲載する予定です。よろしくお願いします。